生蘭高等専修学校合唱部(高橋昌祝顧問)が9月11日、上土棚南にある泉正園を訪れ、歌声を披露した。
歌好きな生徒が集まり、昨年4月に創部されたばかりの同部。「地域に根付いた部活動」として市内の高齢者施設に出向くなど、積極的な活動を行っている。
かねてより地域との交流が盛んな正泉園では、利用者が生徒の訪問を心待ちにしていたという。当日は合唱の発表だけでなく、生徒たちが高齢者の輪に入り、「幸せなら手をたたこう」を使ったリズムゲームで一緒に楽しんだ。
予定時間より5分ほど早く終わったが、利用者からの熱いアンコールを受け、最後に1曲披露。ともに歌い、交流を深めた。
「普段、年配の方との関わりが少ない生徒が多いが、この日は自分から進んで声をかける姿が見られるなど、活動を通し生徒の成長を感じることができた」と、同校では話している。