市学童保育連絡協議会(以下、市連協/井川拓自会長)=人物風土記で紹介=が12月3日、「学童保育まつり」を市中央公民館で開催した。放課後児童クラブ間の交流を図るとともに、認知度の向上を目的に新たに立ち上げられた取り組みとなる。
学童保育まつりは、民設の放課後児童クラブに通う子どもとその保護者、同クラブ所属の指導員間の交流を目的にしている。子どもが楽しめる催しを通して横の繋がりを深め、学童保育そのものをPRしていく。
開催のきっかけは、市連協が市民スポーツセンターで実施していたスポーツ大会と、市学童保育指導員会が夏に屋外で催していたフェスティバル。大雪やインフルエンザ、雨天などで中止になることが多く、企画自体の見直しが図られた。
また、200人ほどだった登録児童数がここ数年で400人に膨れ上がったことで参加者が増え、スポーツセンターでの対応が難しくなったという環境の変化も背景にある。
初開催となった昨年は役員が計画を練り実施したが、2回目の今年は各クラブの代表で構成した実行委員会を立ち上げ、組織的に運営した。開催時間が前回より拡充されただけでなく、各クラブが企画するイベント内容も前回の反省点が活かされたという。
当日、わりばし鉄砲工作と、これを使った射的=写真上=や、独楽回し=同右下、けん玉=同左下=など「昔遊び」を楽しむ子どもたち。クリスマスカード作りや、わたがしとポップコーンなども用意された。
井川会長は「今はまだ内向きのイベントですが、ゆくゆくは一般の方々も招けるものに発展させていきたい」と、展望を語った。
放課後児童クラブは、親が共働きや病気などの子どもたちが放課後、安全で安心な生活が送れるようにするための場。市内14クラブ(民設12・公設2)があり、市連協は民設に通う約340世帯と、その指導員60人が所属。学童保育指導員会はこれと異なる組織で、指導員のみで構成される。
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