あやせ名産品認定委員会がこのほど開かれ、(有)鈴保養鶏園(鈴木光雄代表取締役=人物風土記で紹介=)の「あやせのたまご すずほのプリン」が、名産品入りした。(有)矢部商店の「あやせ本醸造」以来、10年ぶりとなる認定。今後は「あやせ名産品会」(志澤勝会長)の一員として、綾瀬のPRとブランド力向上にまい進する。
あやせ名産品会は、綾瀬の名を広めた「高座豚手造りハム」「大久保商店」「パレ・ド・モンパル」「めるへん」の4店が市制15周年で表彰されたのを機に、1994年に発足した。途中、めるへんが休会し矢部商店が加わるなど変遷はあったが、「綾瀬ブランド」を確立するため地道な活動を続けてきた。
今回、名産品会入りした鈴保養鶏園は、県内3位の生産量を持つ市内の養鶏事業者。名産品に選ばれたプリンは2012年に販売を開始し、年間約3万食が売れている。
厳しい審査通過
名産品に入るためには「店舗が市内に所在する」「3年以上の販売実績がある」「綾瀬で生産・加工している」「綾瀬産の原材料を使用している」「市民に根付いた品である」など、必要な条件をクリアする必要がある。市商業観光課によると、会が20年を超えたことによるブランド戦略として、ハードルが上がっている中での認定だったという。
審査は、市長や商工会長、県の名産100選を主管する県観光企画課長らで構成される認定委員会が行う。独創性や郷土色、市場への魅力、パッケージのデザイン性、将来性など14項目に評価が付けられる。
各項目は0点(著しく劣る)、1点(改良の余地あり)、2点(平凡な水準)、3点(綾瀬の名産品として市内に誇れる水準)、4点(神奈川県下に誇れる水準)、5点(全国に誇れる水準)で採点。70点満点中50点以上で認定となるが、全て3点では超えることができないため、何項目かに県または全国に誇れる水準が含まれる必要がある。
「名産品に入るにはどうすればいいかという問合せは、実は多くいただいていますが、なかなか条件や基準をクリアするのが難しい」と、同課では話している。
市内各所で販売
すずほのプリンは、同園で生まれて1日以内の卵のみ使用。全卵だけでなく、卵黄をより多く使用することで濃厚ななめらかさと半生さを出し、「たまご屋ならではの味と素材を追求したこだわりの品」に仕上がっている。
販売は同園直売場(上土棚中4の10の40)や、市役所横の東山ふれあい展示即売所、矢部商店、スリーエフ綾瀬小園店、JAさがみグリーンセンター綾瀬で行っている。その他、毎年4月から12月の第1日曜に行われている朝一番徳の市や、まつりなど市内イベントでも販売している。
問合せは名産品会事務局(市商業観光課)【電話】0467・70・5685へ。
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