神奈川県県民功労者表彰の受賞者がこのほど決定し、6月13日に県庁本庁舎で式典が執り行われた。綾瀬市からは座間綾瀬医師会の元会長である 菅原悌三さん(79)が保健衛生分野で、綾瀬市商工会の現会長である笠間茂治さん(67)が産業・経済分野で表彰された。
県民功労者表彰は公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人たちを広く顕彰することを目的にしている。県の最高表彰の一つで、今回70回目となる。
地域医療充実に尽力
菅原さんは、市内小園南にある菅原医院の院長。1974年の開院以来、地域住民の健康増進に務め学校医や予防接種など地域医療充実にも貢献している。その他、座間綾瀬医師会長や県医師会の委員を歴任するなど保健衛生向上に尽くし、昨年には市表彰も受けた。
「これまでの活動はみなさんの推薦でやってきたことで特別なことをしたわけではありませんが、名誉あることで恐縮です」と、菅原さんは話した。
地域経済発展に尽力
笠間さんは、商工会青年部時代に仲間と立ち上げた(株)リミテッドネットワークシステムの取締役会長。イベント企画などをメインにしていた同社は不動産仲介にシフトし、以後多年にわたり不動産業に携わった。また、商工会長などを歴任し、商工業の活性化と地域経済発展に尽くしている。
「とても身が引き締まる思いです。これからも地域のためにがんばりたい」と笠間さんは語った。