幻の「皇室カレー」いかが? 海軍カレーの強敵登場
皇族の休養施設として利用され、街のシンボルとして広く親しまれた「逗子なぎさホテル」で、皇族が訪れた際にのみ作られた特製カレーがこのほど、レトルトで復刻した。同ホテルで料理長を務めていた宮内蓮三さん(71)のレシピを元に、逗子の市民団体代表を務める内田こずえさんが数年をかけて商品化。今月11日までさいか屋横須賀店で行われる「神奈川の名店とうまいもの会」で発売され、その後も同店で販売される(1パック630円)。
今回発売された特製カレーは、蓮三さんの父で初代料理長の故・矢太郎さんがカレー好きとして知られた今上天皇のために考案したマレー風チキンカレー。天皇陛下も皇太子だったころ、宿泊の際は決まってこのカレーを召し上がっていたという。
同ホテルは1925(大正15)年に創業。逗子海岸を臨み、日本初のリゾートホテルとして、89(平成元)年に取り壊されるまで地元の人々に親しまれた。
「ホテルの思い出がカレーとともに皆さんの心に残ってくれれば」と宮内さん。よこすか海軍カレーのライバルとなるだろうか。
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