三浦一族の歴史を編纂 1200部配布予定
横須賀商工会議所は、鎌倉時代に活躍し、源頼朝が最も頼りにしたといわれる三浦一族を題材にした歴史創作「夢を紡ぐもののふ〜三浦一族物語〜」(=写真)を製作した。著者は三浦一族研究会会員で市内在住の左馬(さま)一平氏。同商議所の会報誌「商工よこすか」に2009年から3年間連載されたもの。読者からの大きな反響を受け、このたびよりわかりやすく加筆・修正された。
三浦一族は、三浦半島を本拠地として鎌倉幕府の設立に大きな功績を残した地元にゆかり深い一族。幕末まで800年続く武家社会の起点となったともいわれている。
内容は、「平氏の誕生」から、畠山重忠率いる平家の大軍を衣笠城で迎え撃った「衣笠合戦」を経て、三浦惣領家の最期までを17の章にまとめた。三浦一族の系図や、承久の乱の後、上皇軍との交渉を行い「承久の乱の後始末を一人で行った」といわれる三浦義村像の写真など、現代に残る三浦一族の偉業の痕跡が随所に掲載されている。
同冊子は厳密な歴史研究書ではなく、横須賀の活性化を目的とし、読者に親しんでもらえるよう史実を元に多少アレンジされている。
A5サイズで全120ページ。1200部発行し、今後希望者を対象に無料配布予定。(問)同商議所【電話】046・823・0407
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