横須賀市 「健康増進」身近さに着目 ラジオ体操とウオーキング
横須賀市は今年度、ラジオ体操とウオーキングによる健康づくりの推進を事業として着手する。「生涯現役プロジェクト」の名称でイベントの実施や啓発活動に約1700万円の予算を計上。高齢化の進展で膨張し続ける医療費や介護費の抑制をめざすとともに、地域コミュニティの活性化を狙う。5月23日(金)には専門家を迎え、横須賀アリーナで「ラジオ体操・ウオーキングでつながろう」と題したキックオフイベントを行う。
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同プロジェクトでは、幅広い世代になじみのあるラジオ体操と、道具不要で手軽に始めることができるウオーキングに着目した。
市は昨年度、地域でラジオ体操の指導や普及活動を担うラジオ体操サポーターの養成講座を開いた。現在99人が認定を受けている。今年度はサポーターの拡大を図るとともに、自治会や町内会単位で取り組む団体にCD・ラジオ、のぼり旗などのスタートセットを配布する。現時点で活動している7〜8グループを今年度中に50団体まで拡大したい意向だ。
ウオーキングに関しては、足や腰に負担のかけない姿勢や継続のポイントなどをアドバイスする講座や講演会を実施。日常生活に取り入れてもらうようにする。ハード面では、ウォーキングロードの整備計画もあり、三笠公園から海辺つり公園を経由し馬堀海岸までの区間およそ5・3Kmに距離を表示した目印を設置していく。
ウオークイベント多彩
地域の観光協会や民間グループも様々な切り口でウオーキング(散策)イベントを行っている。
北下浦行政観光協会では、北下浦ウオークと題して、年間5回のシリーズを企画。5月3日(祝)には三浦富士、武山の新緑を楽しみながら8Kmの道のりを歩く。また、浦賀行政センターではコミュニティセンターの講座として観音崎公園、走水・馬堀付近にある戦争遺跡をめぐる近代歴史ウオークを実施する。
現時点で各イベントは個別の取り組みとして催されているが、今後は市で情報を取りまとめて発信することなどを検討しているという。
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