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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2014.04.18

2010-11レースクイーン・オブ・ザ・イヤー受賞者で、このほど歌手としてデビューした
丸山 えりさん(アーティスト名 マルヤマエリ)
茅ヶ崎市内在住 25歳

地元茅ヶ崎を支えに歩む



 ○…デビュー曲のタイトルは「Hello…Hello… Hello…」。新たに出会う人々へ、変わらずに迎えてくれる地元へ、あるいは自分自身に向けて、様々な「ハロー」を表現している。「春は始まりの季節。期待とともに不安もあるけど、必ず居場所はあるから前向きにがんばろうというエールを込めました」。率直な思いが表現された同曲に、手応えを感じている。



 ○…自身にとっての”居場所”の一つは、茅ヶ崎だ。「生まれてから今までずっと茅ヶ崎で生活しています。東京での仕事から帰ってきて、茅ヶ崎駅で潮の香りがしたときはホッと落ち着くんです」と地元愛を語る。休日はお気に入りのイタリアン料理店で友達と食事をしたり、海沿いをドライブしたり、茅ヶ崎の風景をカメラに収めたり。地元での大らかなひと時が、忙しい芸能活動の支えになっている。



 ○…茅ケ崎西浜高校卒業後、会社員として働いている時にスカウトされ芸能界に。2011年には多数の芸能人を輩出したレースクイーン・オブ・ザ・イヤーに輝いた。「ターニングポイントでした。このことがきっかけとなって、たくさんの新しい仕事や人々と出会えました」。何事も前向きに挑戦し、大手企業のモデルや役者として活躍した。そして今回の歌手デビュー。広がる活動の先に見据えるものを聞くと、「もちろん多くの人に知っていただきたいです。でも、一番は湘南で愛されるタレントになりたい」と、ここでも地元への想いが滲む。



 ○…歌手デビューを報告したい人がいる。数年前に亡くなった祖父だ。「私が部屋で歌っているのを聞いて、おじいちゃんが歌手になるのを勧めてくれたんです。きっと喜んでくれていると思います」。そのデビュー曲にはこんな一節がある。「大丈夫よ/帰る場所はいつでも/ここに在るわ」。茅ヶ崎というホームから、広がる世界に飛び込んでいく。

 

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