保育実習で園児と交流 二宮高校の3年生
県立二宮高等学校の3年生16人が6月27日、私立二宮育美幼稚園を訪問。園児たちと遊びを通してふれあった。お兄さん・お姉さん先生の登場に子どもたちも嬉しそうな様子で、砂遊びやかくれんぼ、追いかけっこなどをして楽しい時間を過ごした。遊んでもらったお礼に、園児から生徒へ折り紙で作ったメッセージ入りの首飾りをプレゼント。高校生は「また一緒に遊びましょう」と応えた。
3年生は自由選択科目で保育と子どもの発達について学んでおり、この日の保育実習は授業の一環。将来は保育士や幼稚園・小学校教諭になりたいという生徒が多く、実際に子どもと接しながら幼児教育に関する仕事への理解を深め、自分に適した進路決定につなげていくことも視野に入れている。同幼稚園が高校生の受け入れに協力し、生徒らは5月から訪問を開始。これまでに園内を掃除したり、七夕飾りを作ったりした。
「先生は園児ひとり一人の様子に細かく目を配っている。紙芝居の読み方もとても上手で、子どもたちが物語の世界に入っていく」と幼稚園教諭を目指す内田恵理奈さん。また、看護師を志す市原里緒奈さんは「掃除や草むしりが行き届いているのは、園児が帰った後でも先生方が仕事をしているから。私が幼稚園生だった時の先生もそうしてくれていたのだと気づいた」と話していた。
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