星槎国際高校湘南(大磯町)3年の市川暉記(あきのり)さん(17・中井町)が、ゴールキーパーとしてサッカーJ2の横浜FCとプロ契約を結んだ。10日に同校で入団会見が行われ、「1年目からレギュラーとしてチームの勝利に貢献したい」と抱負を語った。
市川さんは、横浜FC会長で同校サッカー部の指導にも協力している奥寺康彦氏が橋渡しとなり、クラブの練習やトレーニングマッチに参加。190cmの長身と冷静な判断力がコーチングスタッフの目に留まり、クラブが獲得に乗り出した。
7月下旬に内定の話を聞いたという市川さんは「最初は信じられなくて、チームメートがお祝いしてくれるうちにプロに入るという実感が湧いてきました」と振り返る。今年の関東大会とインターハイではベスト16の成績を残すなど、チームの守護神として活躍。「平田ゴールキーパーコーチが自分の課題をバシバシ指摘してくれたおかげで、ウィークポイントを克服することができた」と、充実したトレーニング環境がキーパーとしての素質に磨きをかけた。
奥寺氏は「1対1の場面での予測や反応が速く、将来が楽しみな選手。プロの世界では順風満帆とはいかないかもしれないが、チャンスをしっかりとものにして1日も早く成長してほしい」と期待する。同校がプロサッカー選手を輩出するのは市川さんが5人目で、井上一理事長は「支えてくれた人たちへの感謝と、星槎で学んだことを忘れないでほしい」と激励した。
市川さんは高校最後の大会となる9月の選手権が終わると、クラブの練習などに参加していく。
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