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秦野 社会

公開日:2017.04.13

山の交番が丹沢に開所
「登山計画書」提出呼びかけ

  • 山岳救助隊のメンバーら

 登山シーズンを迎え、4月7日に山岳遭難救助の拠点となる「丹沢臨時警備派出所」の開所式が行われた。開所式は秦野戸川公園パークセンター内で行われ、片山真秦野警察署長や同署山岳遭難救助隊員ら、関係者らが出席した。



 はじめに、片山署長は「すでに今年に入って8件の遭難事故が起きている」と話し、隊員らに向けて「登山者への啓発活動、有事に即座に対応できる体制を常に整えて欲しい」と激励した。その後、本田正弘隊長に片山署長から装備品のピッケルが手渡され、活動の開始が告げられた。



 同派出所は「山の交番」の愛称で親しまれており、遭難事故等が発生した際には、山岳遭難救助隊の活動拠点として活用される。同隊は塔ノ岳や鍋割山、大倉、ヤビツ峠などの東丹沢を管轄に活動を行っており、普段は登山道のパトロールを行うほか、伊勢原や松田、小田原などの他の山岳地帯を所管する警察署との合同訓練などを行うという。また、秦野駅前や登山口で啓発キャンペーンを行い、登山者に「登山計画書」提出の呼びかけを実施する。



 登山者は年々増加している一方で、山岳遭難も増えており、今年はすでに8件が発生。うち1件は死亡者も出ている。昨年同時期に比べプラス4件となっており、本田隊長は「登山計画書はもしもの時に命を守るザイルとなる。ぜひ提出してほしい」と呼びかけた。

 

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