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公開日:2026.08.06
港北警察署 詐欺未然防止で感謝状 勇気ある声掛けたたえる
港北警察署(橋谷田裕樹署長)は7月28日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、区内店舗・支店の勤務者ら3人に感謝状を贈呈した。地域と警察が連携を深め、深刻化する詐欺被害に歯止めをかける狙いである。
高い防犯意識で被害を阻止
感謝状が贈られたのは、川崎信用金庫日吉支店の荻原歩美さん(23)、みずほ銀行新横浜支店の石井菜々美さん(31)、デイリーヤマザキ新横浜駅前店の店長・山下正人さん(48)の3人。荻原さんは、80代女性の「元上司から国際電話があり、高額な現金を引き出したい」という申し出を不審に思い警察へ通報した。荻原さんは「これまで防げなかったお客様の対応で胸が痛むこともあった。早めに対応して未然に防げて本当に良かった」と安堵の表情を見せた。
石井さんは、60代男性が「SNSで指示され、口座開設でお金がもらえる」と話したことから詐欺を疑い被害を防いだ。石井さんは「日頃から本部より指導を受けているが、実際にお客様の資産をお守りできてよかった。今後も安心してご利用いただけるよう努めたい」と語った。
山下さんは、80代女性が「SNSで知り合った男性のためプリペイドカードを買いたい」と相談してきた際、適切な声掛けを行って未然に阻止した。山下さんは「過去の経験からも身近な場所に詐欺のリスクがあると意識していた。一目でおかしいと気づき、行動に移せた」と振り返った。
区内被害額9億迫り深刻
同署によると、管内における詐欺の被害状況は非常に深刻である。今年6月末時点の集計では、特殊詐欺が54件で被害額は約3億3200万円、SNS型投資・ロマンス詐欺が26件で被害額は約5億3600万円に上る。合計80件で、被害総額は約8億6800万円に達している。
特にSNS型投資・ロマンス詐欺は1件あたりの被害額が大きく、全体の被害金額を押し上げている。港北区は人口約36万人を擁する規模の大きさもあり、神奈川県内でも上位の被害水準となっていることから、同署は警戒を強めている。同署の橋谷田署長は「水際で防いでくれた勇気ある行動に感謝したい。不審な電話やSNSの勧誘があれば、すぐに警察へ相談してほしい」とした。
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