旭区民文化センター・サンハートでのコンサートに出演する 山西 由莉さん 二俣川在住 24歳
心揺さぶる演奏で”旅”へ
○…東京音楽大学、東京藝術大学の卒業生5人が集まり、昨年に結成された木管五重奏団「アンサンブル ライゼ」。オーボエを担当し、7月にサンハートでの舞台を控える。”ライゼ”はドイツ語で”旅”の意味。「演奏を通してさまざまな場所へ旅しているような感覚を届けたい」と語る。
○…二俣川小、万騎が原中出身。万騎中は当時から吹奏楽部が有名で「中学では吹奏楽部に入ろうと決めていた」とオーボエを手に取り、本格的に音楽を始めた。入部後は練習に明け暮れ、関東や全国大会などを経験した。区外に進学した高校時代もそのままオーボエを吹いていたが、幼稚園教諭への憧れもあり「大学では趣味として音楽を考えていた」。しかし、知人の紹介で出会った宮村和宏氏の指導をきっかけに意識が変わった。「人生を懸けて音楽をやってみたい」。そこからプロの音楽家を目指し、東京音楽大学へ進学。グループでの活動のほか、個人では昨年の横浜新人演奏会で市長賞を受賞するなど、活躍の場を広げている。
○…会場となるサンハートは、中学時代にも練習などで訪れていた場所。「たくさん演奏し、いっぱい怒られて成長できた場所」と思い出も残る。オーディションを突破してつかんだ、グループでの凱旋。生まれ育った地元公演を前に「お客様には仲間と一緒に帰って来ることができた感謝を伝えたい」と準備や練習を進めている。
○…現在はフリーランスとして演奏活動や個人・団体へのレッスンなど行うが、「ゆくゆくは大きな楽団の一員として各地で演奏したい」と目指すはオーケストラのメンバーだ。「拍手をもらえるとやめられなくなる。心を揺さぶるような演奏を届けたい」。地元での演奏を足掛かりに、音楽家としてさらなる飛躍を目指す。
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