両国国技館で12月7日に開催された「第27回全日本小学生相撲優勝大会」で、港南相撲クラブ(倉持均監督)に所属する市立相沢小学校の藤田一翔(かずと)君が、小学校5年生の部で準優勝を果たした。同大会で神奈川県勢として3位以内の入賞は初めての快挙。
同大会は全国9ブロックで行われた地区大会で成績優秀者のみが出場できるもの。藤田君は8月に行われた関東ブロック大会で優勝し、同大会に出場。2回戦から登場し、3回戦、準々決勝を危なげなく勝ち進むと、準決勝の相手は、昨年の同大会4年生の部で優勝している角田虎紀君(三重県)。藤田君も160cm、68kgと堂々とした体格だが、角田君はさらに大きく86kg。しかし、藤田君は土俵際の小手投げで勝利を収めた。
決勝の相手は、昨年のわんぱく横綱、篠田裕之君(石川県)。昨年8月に行われたわんぱく相撲で対戦した際は藤田君が勝っているが、今回は惜しくも敗れた。藤田君は「悔しかった。優勝したかった」と無念さを隠さず、篠田君も80kgと自分よりも重い相手だったこともあり、「大きい、重い人と稽古して慣れていきたい」と来年の雪辱を誓った。
藤田君は1年生の冬から港南相撲クラブに所属し、稽古を続けている。「思いっきり当たれるのが楽しい」と話し、高校卒業後は相撲部屋入門を考えているという。理想の力士は豪栄道と話し、夢はもちろん横綱だ。
当日、国技館で声援を送った、福嶋圭輔相沢小学校長は「相撲のできる環境が少ない横浜で、県勢初の準優勝を成し遂げた藤田君はすごい。今後も活躍を見守っていきたい」と話した。
港南相撲クラブは毎週日曜日に旧野庭高校で稽古をしている。現在は25人ほどが在籍し、各種大会に出ているが、一方で相撲人口は少なく、稽古をするクラブもないのが現状だという。倉持監督は「もっと子どもが相撲を始めてくれたら」と期待を込めて話している。
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