モノづくりの醍醐味を体感する「せやっこわくわくワーク 工業コース」が９月10日に五貫目町の横浜ステンレス工業（株）で開かれ、子どもたちがステンレス製のキーフック製作に挑戦した。





　せやっこわくわくワークは瀬谷区役所が企業や店舗などの協力のもと開いており、子どもたちに区内産業への理解を深めてもらうことなどが目的だ。今年度は農業・工業・商業・国際の４コースで計画されている。





　工業コースは同社でのステンレス製の写真立てやキーフックの製作と、（株）芙蓉ビデオエイジェンシー横浜工場（五貫目町）でのソフトウェア開発体験の２本立て。２グループ制になっており、７月27日から９月10日にかけてそれぞれ３回の講座が行われた。





　10日は小学５・６年生６人が参加し、ステンレスの板と棒を材料として「穴開け」「溶接」「曲げ加工」の３工程を体験。専門の溶接機を用いた作業では、「材料の平面より角の方が溶けやすい」などと社員のアドバイスを受けながら、各パーツを溶接してキーフックを作りあげていった。写真立て作成に引き続き参加した森田哲平君（６年）は「写真立てはネジで固定したけれど、今回はステンレスを溶かしてくっつける作業がとても面白かった」と楽しんだ様子だった。





商業コースも





　区は商業コースの参加者を９月22日（木）まで募集している（必着）。イトーヨーカドー食品館瀬谷店での職業体験（10月22日（土）・11月26日（土））と、物流施設見学（来年１月〜３月）の全３回。対象は区内在住・在学の小学５、６年生で20人。詳細は区ホームページ、または地域振興課【電話】０４５・３６７・５６９４。