「第38回全国高等学校新体操選抜大会」が３月23日と24日に静岡県で開かれ、横浜隼人高校の新体操同好会（横尾ゆかり顧問）の工藤真妃さん（当時１年）が個人総合で５位入賞を果たした。

　工藤さんは昨年11月の県新人大会の女子個人総合で１位になったことから、全国の出場権を得ていた。

　今大会では種目別のフープ・ボール・クラブで各５位、リボンで６位になり、個人総合５位となった。「練習が上手くいかず辛い時もあったが、入賞出来て、日々頑張ってきて良かった」と振り返った。

表現力磨く

　工藤さんは小学２年生から新体操を始め、現在は都内にあるクラブチームで週６日トレーニング。平日は３、４時間、休日は８時間ほど練習をしているという。

　昨夏はインターハイに出場して個人総合10位。ルールの変更によって、表現力や芸術性がより重視されるようになったため、演技にストーリー性を持たせた表現を研究しているという。

　「音楽に合わせながら演技を考えていくことは楽しい」と工藤さん。横尾顧問は「真剣に練習に取り組む姿勢が、今回の結果に繋がったのでは」と称賛した。

　現在は５月以降に開かれる関東大会やインターハイ予選に向けて練習を重ねている。「この１年多くの経験をしてきた。自分の新体操を大事にして、出来ることを増やしながら、今年の大会に挑んでいきたい」と意気込んでいる。