港南区・栄区 社会
公開日:2026.09.24
港南中央のシンボル 区総合庁舎の変遷を辿る
港南公会堂、港南警察署、港南区役所からほど近い港南中央駅。同駅は行政の中心地として、日中は人々が行き交い、賑わいを見せている。駅から徒歩3分ほどの場所に位置し、多くの区民が利用する区役所はかつて、港南公会堂の場所にあり、現在の庁舎は2017年2月に竣工したもの。港南中央駅が開業50周年を迎えたのに際し、同駅周辺のシンボルともいえる区役所の移転までの経緯を振り返る。
♢ ♢ ♢
1969年に南区から分区して誕生した港南区。その行政拠点となった旧総合庁舎は港南中央駅開業の5年前、71年に竣工した。当時は区役所と消防署に加え、公会堂の機能を併せた庁舎だった。
その後40年ほどの時が流れ、建物は老朽化。市の耐震診断で地震による倒壊の危険性が指摘されるようになったことで2014年2月から移転工事が始まった。さらに当時の職員が「業務スペースが狭い。繁忙期には庁舎内の待合席も十分に確保できず、利用者にも不便を感じさせている」と話したように、「災害に強い庁舎」の建設と環境改善が急務となっていたのである。
新庁舎の建設予定地となったのは、旧庁舎の東側で来庁者用駐車場として利用されていた敷地(gooday place港南中央の南側)。工事に伴い駐車場は閉鎖され、約80億円の総事業費を見込む新庁舎の工事が本格的にスタートした。
当初は、2016年2月末の完成を予定していた。延べ床面積は旧庁舎の約2倍にあたる約1万7000平方メートルで、低層階に戸籍課や保険年金関係の窓口を集約。またエスカレーター・エレベーターを増設させるなど、階層間の移動を円滑にして誰もが利用しやすい庁舎を目指した。
当初予定から1年延期
しかし、基礎工事において、建物を支える基礎杭の強度不足が判明。安全性を担保するため、施工された18本すべての杭を一度解体・撤去した上で再施工することを余儀なくされた。
これを受けて市からは工事完了時期を当初の16年2月末から翌年の2月末へと1年延期することが発表された。杭の撤去を含めた費用は、施工を担当した2社で構成される建設共同企業体が負担。さらに、旧庁舎跡地に予定されていた港南公会堂の再整備計画にも影響が及んだ。
そして再施工を乗り越え、2017年2月に新総合庁舎が竣工した。地上8階、地下1階建て。消防署は1階から2階までの一部に配置され、駐車場は地下1階に設けられた。
同年の3月4日には1階の区民ホールで、オープンに先立つ記念式典が開かれた。地元の小中学生による演奏などが彩りを添え、新庁舎の完成を祝った。そして3月13日に一部部署が先行開所、3月21日、港南区役所および港南消防署が全面的に業務を開始した。
この記事はタウンニュース港南区版2023年12月5日号から港南区・栄区版2017年3月9日号までに掲載された港南区総合庁舎の移転に関する記事を再構成しています。
ピックアップ
意見広告・議会報告
港南区・栄区 ローカルニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!













