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港南区・栄区 社会

公開日:2026.09.24

上永谷車両基地 安全運行支える技術の要

  • 車両が停車する上永谷車両基地=9月4日撮影

    車両が停車する上永谷車両基地=9月4日撮影

  • 熊谷さん(右)と石塚さん

    熊谷さん(右)と石塚さん

  • 荷物を運ぶモーターカー

    荷物を運ぶモーターカー

 港南区野庭町に位置する横浜市交通局「上永谷車両基地」は、市営地下鉄ブルーラインの安全運行を支える重要な中枢拠点だ。同車両基地は上永谷駅開業の翌年、1977年5月に開設された。

 面積は東京ドーム約1個分の4万8000平方メートル程。基地内には保守管理所(管理係、施設区、電気区、検車区)、研修所、信号扱所、修繕工場などが配置されている。車両留置能力は26編成(156両)となる。

 上永谷に車両基地が整備されたことについて鉄道設計技士で同管理所管理係長の熊谷勝博さんは、「計画沿線の適地を検討した結果、まとまった土地が確保できたことや、(上永谷駅が)最初の地上駅だから」と説明し、「開業当時の下り方向の終点であり、鉄道の運行上の都合が良かったことも大きな理由である」と語ってくれた。

 役割は非常に多岐にわたり、車両基地全体の管理を総括するほか、地下鉄車両の定期検査や保守などの業務を担う。また、線路などの土木・軌道施設、信号や通信といった電気設備の保守点検から改良工事の監督まで幅広く行う。地下鉄のみならず、市営バス関連施設における事故や障害発生時の緊急対応も重要な任務となる。加えて、所属職員の指導や教育訓練、安全衛生管理も徹底している。

 日々の地道な整備と迅速なトラブル対応を通じ、港南区、栄区を始めとする市民の身近な足である市営交通の安全を縁の下で力強く守り続けている。取材時には検車区において列車検査が行われており、技術管理部の職員が各項目をくまなくチェックし、安全に列車が運行できるかの確認作業がなされていた。検車区長の石塚憲二さんは「細かい所も含めて一つずつチェックしている」としており、熊谷さんは「車両基地は市営地下鉄の安全運行の技術的な部分を支える要の場所なんです」と話した。

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