鶴見区 人物風土記
公開日:2026.07.02
自主夜間中学「つるみえんぴつの会」の代表を務める 新野 早苗さん 諏訪坂在住 76歳
「学びは何歳からでも良い」
○…「つるみえんぴつの会」の立ち上げに携わった。2014年に神奈川県内の夜間学級の多くが統廃合され、横浜市は蒔田中学校に統合された。「当時は鶴見中学校にも夜間学級があり、見学に行ったときに勉強したい方々を多く見てきた」と当時を思い出し、「誰かの『学びたい』思いを支えたい一心で皆で立ち上げた。純粋な気持ちで学習する方を細く長く支え続けたい」と優しく目を細める。
○…熊本県天草出身。中学校卒業後に上京。叔父が大学の食堂を経営していたことから、そこで働きながら定時制高校に通った。故郷には保育園が無く、いつか保育士になって田舎に帰ろうと考えていた。そのため、高校卒業後は保育学校に通って幼稚園教諭の免許を取得し、担任との縁から下末吉の「あさひ台幼稚園」で働き始めた。「子どもと触れ合う中で、『学ぶ』ことがより素敵なことなんだと思うようになりました」
○…手先の器用さを活かして現在は介護施設で余り布を活用した三角巾や夏祭りの浴衣のリメイクを行って利用者を喜ばせている。会では牛乳パックを活用して参加者の名札作りを考案し、今では参加者との話のタネにもなっている。「リサイクルが好きなんでしょうね。なんでも長く使わなきゃ」
○…60歳を超えてから介護福祉士の国家資格に挑戦。人生で初めての本格的な受験で、「若い人の5倍は努力しないと追いつかないと思いながら勉強した」。その中で、学ぶことは何歳からでも、誰でも、自由にできる必要があると痛感したという。「資格を取りたい、小学校の先生になりたいといった、様々な希望を胸に通ってくれる。皆さんの夢を実現できるよう、全力で後押ししていきたい」
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