鶴見区 文化
公開日:2026.06.18
大蛇が練り歩き疫病退散
生麦の本宮地区と原地区で「蛇も蚊も祭り」が6月7日に開催された。江戸時代から続く伝統文化行事で、茅で作った全長10m以上の大蛇がまちを練り歩く”奇祭”。横浜市指定無形民俗文化財に指定されている。
江戸時代に悪疫が流行し、茅で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したことが「蛇も蚊も」のはじまりとされている。
子どもや若者が大蛇を担ぎながら「蛇も蚊も出たけ、日和の雨け」と大声で唱えて、疫病退散を願い、まちを練り歩く。旧暦の端午の節句の行事とされていたが、明治時代半ばから太陽暦の6月6日になり、近年は6月第1日曜日に実施されている。
本宮地区では、地域住民ら約80人が参列し、道念稲荷神社で神事が行われた。神事が終わると、子どもたちが続々と集まり、3体の大蛇が地区内をそれぞれ巡行。最後は生麦小学校に集まり、絡み合いが行われた。小雨が降るなか、子どもらが元気よく声をあげながら、3体の大蛇が激しく絡み合った。
雄雌2体が家の中へ
原地区は、早朝から神明社に住民らが集まり、雄雌2体の大蛇づくりを行った。神事を執り行うと、住民や地域の子どもらが大蛇を担ぎ、神社を周回。東と西のルートに分かれてそれぞれまちへ繰り出した。蛇体が家の中まで入れるように準備している家庭もあり、大きな掛け声とともに蛇体を高く持ち上げ、家の中の悪疫や災いを取り払う場面も見られた。
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