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公開日:2026.07.02

史季の郷が開館10周年 歴史の深堀りや展示継続

  • 特別展示を紹介する間口さん

    特別展示を紹介する間口さん

  • あいさつする鴨志田理事長=提供

    あいさつする鴨志田理事長=提供

 矢向・江ヶ崎・尻手の歴史資料室及び交流室「史季の郷」が開館10周年を迎え、6月21日に新鶴見小学校コミュニティハウスで記念式典を開いた。周年を記念して館内では昔の農具や掲示物など7月31日(金)まで特別展示も実施している。

 同館は地域住民が主体となって計画して立ち上げた、NPO法人史季の郷が同館を運営する。展示資料から地域の歴史を学び、多世代が集う交流の場として開設された。

 同法人は51人で活動し、昔の暮らしや戦争をテーマにした展示、ひな人形展など2カ月周期で様々な企画を催し、地域住民を楽しませてきた。また、区内の小学校で昔の生活をテーマに講演を行うなど、地域への継続的な発信も行っている。

 記念式典には矢向地区連合町内会の渡邊浩会長や新鶴見小学校の田名部和美校長など多くの来賓が出席。同館の鴨志田潔理事長は「地域住民が相互の理解を深めて、見守り合い、地域を大切にする風土を醸成できれば」とあいさつ。この10年で約2万件の来場があったことも紹介された。

 式典後には煎茶が振る舞われ、参加者が和室で茶を楽しむ一幕もあった。鶴見歴史の会の酒井晴雄会長による講演では、鶴見川の氾濫や鶴見の埋め立て事業、東海道など様々な話題が語られた。最後に10周年を迎えた同館へ移動し見学も行われ、これまでの歩みを振り返るとともに、住民から寄贈された真空管ラジオなどの展示品を見て楽しんだ。

住民からの寄贈を頼りに

 開館10周年に合わせた特別展示には、活動のあゆみや昔の農具など様々な物品が並ぶ。昔の品の多くは住民から寄贈されたもので、他では見れない「江ケ崎」と大きく書かれた通いとっくりなど、この地域ならではの品もある。同館理事の間口健一さんは「あっという間の10年だったが、地域の方が地元の歴史に触れることができるよう、残していきたい」と語った。

 開館日は火・木曜の午前10時〜正午、土・日曜の午前10時〜午後4時。入館無料。問合せは045・581・4591。

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