神奈川区内で活躍する経営者を紹介する「社長列伝」コーナー。12人目は、六角橋ファミリー通商店街で介護事業を展開する有限会社エニィタイム・小島俊子さんです。
--会社設立の経緯を教えてください。
「介護との出会いは、まだ介護保険が整備されていない90年代。港北区を拠点に、ワーカーズコレクティブという団体に所属するなかで、リサイクルショップやホームヘルプを5年間ほど経験しました。1999年に介護保険制度の準備が始まるのを契機に、ホームヘルプを行う事業所を六角橋で立ち上げました。創業19年。来年で20周年を迎えます」
--現在はホームヘルプだけではなく、多角的に事業展開されているみたいですが。
「2000年に介護保険法が制定され、介護福祉士の資格が取れるようになると、ホームヘルプのほかに、ケアプランや介護デイサービス、障害がある子ども向けの放課後デイサービスを展開しました。団塊前後の世代の方が楽しく介護予防で体を動かす教室「ミュージック・アット・オール」を2年前から開講しています。団塊世代の介護問題がある中で、楽しく予防できればとの願いで立ちあげた新事業です」
--仕事で大切にしていることは何ですか。
「私たちの仕事はどんなに時代が進んでも、人と人で成り立つ仕事だと思っています。いつも70人のスタッフには『どんなに個性がある人でも認めるところからはじめましょう』と伝えています。利用者一人一人の存在をしっかり認めることで、利用者の生きてきた軌跡を知ることや楽しい思い出が共有できます。そうした機会をやりがいにしているスタッフがたくさんいます」
--地域との繋がりはありますか。
「商店街の前に事務所があることもあり、夏祭りでの『お化けダンス』の企画や敬老会でのランチ会の開催など地域密着で活動しています。介護業界は人材不足ですが、仕事は魅力がいっぱいつまっています。これからも介護現場で働く素晴らしさを伝えていきたいです」
■有限会社エニィタイム/六角橋1の18の18/【電話】045・423・1550/介護事業
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