3月に行われたジュニア水泳の最高峰の大会「第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」で、セントラルスイムクラブ横浜=片倉=の阿部力樹さんが、11―12歳100m背泳ぎと200m個人メドレーで2冠を達成した。
阿部さんは一昨年、同大会10歳以下50m背泳ぎで銀メダルを獲得した同世代のトップスイマーだ。昨年は、上級生の壁を破ることができず予選敗退。小学生最後の大会に向けて「最高の舞台で全国優勝したい」と強い意志で臨んだ。
抜群のテクニック
今大会は、50mと100m背泳ぎ、200m個人メドレーに出場した。
同大会でメダリストを輩出してきた同クラブのコーチ陣も「泳ぎの質が違う。小柄だがそれを上回る技術がある」と目を細める。
その言葉を裏付けるように、持ち前の勝負強さを発揮して予選を1位通過。「2種目とも僅差だったので、少しでも気を抜いたら負けると思った」と気合を入れ直して決勝レースへ。大舞台でも臆することなく攻めの泳ぎを貫いた。2種目とも自己ベストで念願の金メダルを手に入れた。
夢は五輪出場
全国2冠の快挙にも「優勝できたことはうれしいが、目標タイムを切れなかったことに悔いが残る」と振り返る。JOC優勝の次に狙うのは全国中学水泳大会だ。「どの種目も負けないように練習して、いつか日本選手権やオリンピックの舞台で泳いでみたい」と抱負を語ってくれた。
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