千葉県国際総合水泳場で8月17日から始まる全国中学校水泳競技大会に、セントラルスイムクラブ横浜=片倉=に所属する9人が出場する。コロナ禍の逆境でも切磋琢磨してきた選手らは、「自己ベストを更新して入賞を」と決意をにじませている。
全中の切符を手にしたのは、個人種目に臨む阿部力樹さん(篠原中3年)、市川大樹さん(樽町中3年)、藤林大耀さん(栗田谷中3年)、打出晴大さん(六角橋中2年)と、女子4×100mフリーリレーに出場する六角橋中学校3年生の梶ヶ谷菜々さん、梨々さん姉妹と城田楓さん、1年の遠藤叶実さんの4人、同種目に捜真女学校中学部のメンバーとして出場する金子怜愛さん(2年)。
200mと400mの個人メドレーに出場する阿部さんは、「去年はコロナの影響で泳げない日が数か月続いたので、今は泳ぐのがとても楽しい」といい、「出るからには優勝したい。(セントラルスポーツ所属の)松元克央選手のような泳ぎができたら」と話す。
市川さんは春のJOCジュニアオリンピックカップ400m自由形で優勝を果たした勢いそのままに、400mと1500m自由形で表彰台を狙う。100mと200mバタフライの藤林さんは、東京オリンピック男子200mバタフライで金メダルを射止めたクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)選手のように「自分も記録を出したい」と力を込めた。
六角橋中の女子チームは「チームワークで入賞を」が合言葉だ。
梶ヶ谷梨々さんは「第一泳者なのでいいタイムでつなぎたい」と話し、姉妹リレーとなる姉の菜々さんは「全中予選ではタイムが出せなかったので自己ベストを目指したい」と意気込む。遠藤さんは「3年生にとっては最後のチャンスなので、何としても決勝に残れたら」と先輩の花道に向けて力を尽くしたいといい、アンカーの城田さんは「リラックスして楽しみたい。自分の力を出し切ってチームに貢献します」と頼もしい。捜真の金子さんも「アンカーの先輩にいいリズムでつなぎたい」と全国の舞台に物おじせず挑む。
クラブの関係者は「十分な練習や試合ができない中でも諦めずに日々の努力を積み重ねた結果。本番でも活躍を」と期待を寄せた。
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