登戸区画整理事務所の所長を今春から務める 武藤 智則さん 登戸在勤 53歳
「人とのつながり」 財産に
○…補償と企画の仕事で2年間携わった登戸土地区画整理事業の事務所に、10年ぶりに戻ってきた。「権利者と膝を突き合わせ、丁寧に対話する。地域の理解があって進んだ結果」と、変化した景色を眺める。建物移転や道路整備の完了は2025年度。信頼を置く30人の職員と、その後のまちづくりを見据える。「10年後、15年後の姿を想像して今何をするか。新しく住む人に、選ばれるまちにしていきたい」
○…川崎市に入庁して30年。開発指導行政に7年間従事してからは、ラゾーナ川崎や多摩川スカイブリッジの計画、長尾のコミュニティバス立ち上げに向けた実験、JR川崎駅北口通路整備、稲田堤駅の橋上化、武蔵小杉や新百合ヶ丘のまちづくり――。いずれも関わった期間は数年だが、後に完了を迎える喜びは大きい。「机上で図面でしか見ていなかったものが形になる。技術屋として幸せ」と目を細める。
○…今も暮らす地元は幸区。父親の転勤で小3の終わりから高校まで、多感な時期を兵庫県で過ごした。「関西弁が分かるか不安だったし、田んぼや畑も初めて見た」と初期を懐かしむ。大学では土木を学び、住むまちで働くことを選んだ。現在、長女は高3、長男は中3。「どっちも受験生だけどね」と話しつつ、横浜DeNAベイスターズの試合に連れ出す家族の時間が息抜きだ。
○…大切にしてきたのは「人とのつながり」。多くの事業に携わってきたからこそ、その場だけの出会いにせず関係を紡いできた。「異動しても相談すれば助けてくれるし、頼ってきてくれることもある。自分がつないできた財産」。そのために心を開き、真摯に向き合う。その思いを、職員にも伝える。これからの登戸を担うまちの人々と、未来を描く。
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4月19日