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多摩区・麻生区 教育

公開日:2026.10.27

民間団体 「許す心」説く本を寄贈 市立中学校の平和教育に

  • 感謝状を持つ二宮代表と同書を手にする福田市長

    感謝状を持つ二宮代表と同書を手にする福田市長

 (一社)フォーギブネス・フロム・ヒロシマ(二宮かおる代表理事)は10月14日、川崎市立中学校全52校と市立図書館全12館に図書「8時15分ヒロシマで生きぬいて許す心」を寄贈した。

 同書は著者の美甘章子氏が、被爆した父の体験を綴ったもの。「憎しみからは何も生まれない」と、「許すこと」を通じて平和を訴える作品。同書のメッセージを広めようと、著者と同級生で自身も被爆2世の二宮代表が団体を立ち上げ、首都圏の学校を中心に本を寄贈している。

 二宮代表が交流のあった川崎市の教員OBから、平和学習の一環として修学旅行で広島を訪れる市立中学校が多いと聞き、「事前学習の教材になれば」と寄贈することになった。

 贈呈式で二宮代表は「被爆の悲惨さだけでなく、違いを認め合い許し合う大切さを伝えたい。相手の立場を理解し、仲良くすることが平和への第一歩」と語った。

 福田市長は「文中で述べられている『相手ではなく、戦争自体を憎むべき』というメッセージに共感する。この本が子どもたちにとって、日常の尊さと平和の重みを考えるきっかけになればうれしい」と謝意を述べた。

 寄贈された本は今後、各中学校の図書室や市立図書館に配架され、平和学習などで活用される。

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