SNS企画「中原おうちごはん」を立ち上げた 土倉 康平さん 新丸子東在住 43歳
飲食店から地域を元気に
○…コロナ禍でテイクアウトに活路を見出す区内の飲食店をフェイスブックで紹介する企画「中原おうちごはん」を立ち上げた。現在、紹介している店舗は180にのぼり、登録者は3カ月で1800人を超えた。「反響は大きいね。店主からお礼を言われたり、知り合いの主婦も声をかけてくれたり」。この活動に区役所も協力し、エリアごとのマップに落とし込んだ冊子の作成にも繋がった。
○…大学卒業後から約20年間、エンタメ業界でマーケティングに携わった。役員を務め、社員200人の管理や指導にもあたったが、「自分の成長にもっと時間を費やしたいと思った」と意を決して昨年、脱サラ。コンサルティング業として独立し、地元経営者の悩みや相談に応える。「先行きの不安なコロナ禍だからこそ提供できるサービスについて模索していきたい」。第2の人生、旺盛なチャレンジ精神で新境地を突き進む。
○…多摩区出身。結婚を機に元住吉へ移り住んだ。「ブレーメンに惚れ込んでね。お気に入りの居酒屋には毎週通った。大将とはとても仲良くなって、結婚式にはお祝いコメントを頂いたよ」と喜ぶ。休日の楽しみは家族で行くキャンプ。わいわいと網焼きする2人の子どもを見ながら夫人とゆっくりお酒を飲むのが至福。「満天の星空の下で、普段囲まれているデジタルから解放されて家族と過ごすのは癒される」と頬が緩む。
○…テイクアウトに限定しない区内飲食店の情報発信も始めた。目的は客と店の出会いの場を作ること。「飲食店にとって苦しい時期が続くが、今回の企画で地元を愛する人がこんなにもいると確認できた」と思いを語る。飲食店と地域を繋ぐ輪を広げるために全力を注ぐ。
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4月19日
4月12日