中原区青少年指導員連絡協議会の第29期会長に就任した 工藤 由美雄さん 上小田中在住 61歳
経験を力に、仲間と歩む
○…青少年の健全育成を願い、月2回の夜間パトロールや吹奏楽コンサート、卓球大会などを企画。先輩に誘われ入会したのは約20年前。「どんな活動か知らなかったが、地域のためになるならと思って」。仲間ができるのがうれしく、仕事後の活動でも決まって顔を出した。7月末の書面総会を経て、80人弱のリーダーに。「仲間の声に耳を傾け、取り入れていきたい」と意気込む。
○…生まれも育ちも上小田中。建設業を営む祖父と父を見て育ち、大学卒業後すぐに家業に。道を壊すにも掘るにも、手作業が多かった頃。見よう見まねで父を倣うも失敗続きだった。「それでも親父は何も言わず、じっと見守ってくれていた」と回顧する。そうした経験から、座右の銘は「継続は力なり」。どんな資格を持っていても、失敗し経験を積んだ人には勝てないと学んだ。
○…学生時代に出会ったのはサーフィン。「バカみたいにはまってね。若い頃は休みの度に海に繰り出し、茨城県から静岡県まではほとんど制覇したよ」。小2と1歳の孫が成長したら一緒に波に乗るのを夢見るも、「まずはこの体を絞って昔のサーフボードに乗れるようにならないと」と笑う。最近は家庭菜園にも精を出す。今年はゴーヤが豊作で、おかずやつまみに大活躍だ。
○…消防団員、少年補導員としても活動。家を空けることが多く、支えてくれる妻には感謝しきりだ。長年の活動を通して自営業や会社員、主婦とさまざまな立場の仲間ができた。「皆との会話、酌み交わす酒、どれもが日々の糧」。区内の青少年非行が少ないのは、そんな仲間との団結したパトロールが抑止の一因になっていると自負する。「代々受け継ぐ活発さを守りたい」。仲間とともに歩みを進める。
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3月29日
3月22日