麻生区 社会
公開日:2024.01.12
「多様性を礎に」
福田市長が新年の辞
川崎市新年賀詞交換会が1月5日、ミューザ川崎(幸区)で行われ、市内の諸団体や関係者ら約630人が出席した。主催者代表であいさつに立った福田紀彦市長は元日に発生した能登半島地震に哀悼の意を表明。「市消防局や上下水道局の給水車が現地で活動している。今後医師らを派遣し、対口支援先に決まった輪島市への調整も進めている」と報告し、被災地ではない地域が経済を回すことで必要な支援を届けるべきとの考えを示した。今年市制100周年を迎え、多様性を尊重し発展してきた歴史にも触れ、「これからも川崎市の礎となる。新たな交流により、新たな価値を生み出すような一年に」と期待を込めた。
同じく主催者の青木功雄市議会議長は地震や航空機事故の犠牲者を追悼し、「支援の輪が広がることを望む」とあいさつ。京浜工業地帯を築きまちの発展へとつなげた浅野総一郎の名を挙げ、「川崎で新たなエネルギーが作られようとしている。そこに若い人が集まり、新たな力が生まれ、世界に届ける動きになればいい」と願った。
会後半には、川崎が聖地とされるブレイキンの世界的トップダンサーでパリ五輪出場が内定しているShigekixさんらがパフォーマンスを披露。高度な技の連続で会場を沸かせた。
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