県政報告【17】 県知事と川崎で対話 神奈川県議会議員 小林たけし
昨年12月20日に、黒岩祐治県知事と県民との意見交換の場が川崎市内でありました。この県政報告でも書いた議会報告会が県議会と県民との対話を通した県政理解の場である一方、県はトップである知事が県民と自由に意見交換する場を設け、私も当日傍聴しました。
川崎会場の目玉は、慶応大学医学部・中村雅也先生の「先制医療と再生医療」に関する講演です。黒岩知事が「医療の出島」として羽田空港の対岸である殿町地区をライフイノベーションの拠点として開発してきた経緯を補足し、2人から来場者に対して川崎の強みが示されました。
後半は来場者が次々と手を挙げ、様々な観点から2人へ質問が続きました。再生エネルギー、環境政策、盲導犬ロボット開発などについて鋭い質問が大人から飛ぶ一方で、県立生田高校と百合丘高校の生徒からも手が挙がりました。生徒たちからは、体が動かない家族への再生医療の応用可否、将来目指している看護師の仕事がAIの発達でどう変化するのか、など具体的な質問が出ました。引率の先生もいらしたので、生徒さんはこの日のために一生懸命質問を考えたのだろうと思いました。それを聞いた私も、高校生が積極的に取り組んでくれたことを大変嬉しく、そして頼もしく感じました。
黒岩知事は、議会とは異なる落ち着いた雰囲気の中、笑顔で県民に向き合っていました。このような集会が来年も開催される際には、是非皆様もお出かけください。
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