麻生区文化協会が主催する文化講演会が3月9日、麻生市民館で開催され、講師を務めた劇作者の小川信夫氏の話に52人の参加者が耳を傾けた。
毎年同協会のサロン部が中心となり、さまざまなテーマを題材に実施している同企画。今年は小川氏が制作を手掛け、「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」で公演される川崎・郷土市民劇『百年への贈り物 川崎市誕生ものがたり』の制作秘話を披露した。
小川氏は、同作品の主人公であり、約100年前の川崎で水道敷設事業に尽力した石井泰助町長の半生や活動を紹介。市民劇の意味にも触れ「かつて同じ道を歩んできた先輩方から学びを得られる。歴史を学ぶことは未来をつくることにつながる」と重要性を説いた。
同協会の横川博行副会長は「川崎を知ることで麻生区民が市民としても誇りを持ち、結束できる機会になれば」と講演会を振り返った。
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