川崎区・幸区 経済
公開日:2022.02.25
【Web限定記事】ベーカリーHOKUO
愛された「地元の店」
川崎アゼリア店も2月末で閉店
ベーカリー「HOKUO」が2月28日をもって全店閉店する(一部別日あり)。川崎市内に5店舗、川崎区内には川崎アゼリア店があるが、これまでの地域との歩みについて、(株)北欧トーキョー(座間市)の担当者に聞いた。
川崎アゼリア店は1997年10月4日にオープン。パンの販売のみだが、通勤客に多く利用され、朝の時間帯の売り上げが特に高かった。地下店舗のため雨天時の売り上げが高くなり、周辺のイベント開催も売り上げに影響した。
ハロウィーンのときには、仮装した子どもに菓子を配布することもあったという。
どの店舗も、近隣小学校の要請で職業体験も実施した。
閉店に際し「閉店のニュースが流れた際には、『残念』と声をかけていただくことが非常に多く、皆さまから支えられていたことを改めて感じました。残り数日ですが、最後までよろしくお願いします」とコメントを寄せている。
同社は1988年に創業、1989年に1号店を経堂に開業。小田急沿線など東京、神奈川を中心に39店舗を展開し、市内にはほかに、百合ヶ丘店(1990年4月28日開業)、栗平店(2003年7月11日開業)、新百合ヶ丘店(2008年3月6日開業)、登戸店(2006年12月1日業)がある。
昨年12月、全店舗の営業終了と、新百合ヶ丘店を含む10店舗が(株)ドンクに事業譲渡されることが発表された。
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