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上溝出身・今野瞳さん 全米選手権で優勝をけん引 サッカー強豪国で奮闘

スポーツ

公開:2018年1月18日

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「助けてもらった」というチームメイトとともに(上)、体格が勝るアメリカ人を相手にまともに当らないように工夫し、プレーした(左)、自宅前でMVPの楯を手に笑顔を見せた今野さん
「助けてもらった」というチームメイトとともに(上)、体格が勝るアメリカ人を相手にまともに当らないように工夫し、プレーした(左)、自宅前でMVPの楯を手に笑顔を見せた今野さん

 今、異国の地で輝きを放つ女性がいる。アメリカ・テキサス州にある短期大学・タイラージュニアカレッジでサッカー選手として活躍する区内上溝出身の今野瞳さん(19)だ。

 今野さんは、昨年9月から11月にかけて行われたNJCAA(NATIONAL JUNIOR COLLEGE ATHLETIC ASSOCIATION/全米短期大学体育協会)による女子サッカーの全米選手権に出場。MFとしてオフェンス部門のMVPにも選出される活躍でチームを優勝に導いた。「日本に帰ってきて、家族や友人、皆におめでとうと言われてやっと実感が沸いた」。1週間に3試合をこなすこともあったという「日本ではありえない」ハードなスケジュールを戦い抜き、手に入れた栄冠の重みを今やっと噛み締めている。

 今野さんがサッカーを始めたのは6歳の時で、2人の兄の影響だった。一つ上の兄には負けたくないという闘志を内に秘めながら、地元の上南サッカークラブでボールを追いかけ、中学時代は大和市のクラブで汗を流した。卒業後はサッカーの専門学校「JAPANサッカーカレッジ」(新潟県)に進学。なでしこリーグに所属するチームへの入団も考えたが、参加したあるチームの体験会で、現役の選手たちと「ある程度渡り合える」と感じ、日本でプレーする選択肢は自らなくした。こうした中、母親の友人の勧めで、強豪国・アメリカに行くことを決意。昨年6月に渡米した。それまで馴染んできたパスを中心としたスタイルではなく、体格を武器にロングボールを多用するアメリカのスタイルに戸惑うばかりか、英語で語られる戦術は理解できず、苦しんだ日々もあった。しかし、人見知りだという性格ながらもチームメイトや監督に積極的に関わり、何とか乗り越えた。

 「今は自信がない」。自分よりも上手い選手がいることを肌で感じたからこそ、今後の夢を容易く口にすることはしないが、アメリカのプロリーグの選手として生計を立て、プレーしたい思いもある。サッカーを通し海外経験を積んだことで、サッカーだけでなく今後の人生の歩み方を考える上での視野、選択肢も広がった。次のシーズンが始まる8月までは「大学の勉強と体づくりを頑張りたい」。今は目の前のことに全力を注ぎ、まだ見ぬ未来に向けて一つずつ糧を増やしていく。

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