SC相模原は9日、アウェーで2018年J3の開幕戦に挑み、YSCC横浜と2対2で引き分けた。
今季、SCは西ヶ谷隆之新監督を招聘し、J1経験のある選手らを獲得。リーグ戦ワースト順位を更新した昨季からの巻き返しを図り、開幕に向け厳しいトレーニングを積んできた。この日は先発11人中、4人が新加入選手。中でもMFの谷澤達也と北井佑季らの攻撃力に期待がかかった。
序盤は相手のペース。何度も決定機を作られるが、今季チームキャプテンを務める元日本代表GK・川口能活の冷静な対応により、何とか無失点で試合を折り返す。試合が動いたのは後半5分。カウンターから北井がドリブルで持ち込み右足を一閃。ボールは美しい弧を描き、今季J3のオープニングゴールとなる先制点をあげた。
しかし、後半25分過ぎに立て続けに失点し、逆転を許す。このまま敗戦かと思われた後半アディショナルタイム、FWジョン・ガブリエルが落としたボールを途中出場したFWチッキーニョが豪快に決め、直後に試合終了。劇的な形で勝ち点1を拾い、開幕黒星を回避した。
次節はいよいよホーム開幕戦。3月17日(土)午後2時から、相模原ギオンスタジアムでAC長野パルセイロと対戦。今季初勝利をホームのサポーターに届ける。