相模原市は4月22日、南区にある南清掃工場のごみ焼却炉から昨年度に回収した金や銀などによる収入見込みが約2760万円と発表した。
金が6884グラム、銀が1万2391グラム、銅が61万2000グラム回収され、自動車の排ガスなどから有害物質を除去する触媒として利用されるレアメタルのパラジウムは225グラム回収された。銅とパラジウムが回収できたのは昨年度が初めて。
相模原市では同工場で金属が一定量以上回収できた場合、売却し収入としている。これまでは焼却炉の底に堆積した砂からのみだったが、昨年度は新たに焼却灰の成分を溶融固化した「溶融スラグ」の生成過程からも回収した。
市は引き続き、効率的な回収方法や他の貴金属の取出しなどの調査、研究を行うとしている。
同工場では現在、回収した実際の砂やごみ分別の啓発パネルなどを展示している。市民がごみを分別することで効率的な資源回収ができると協力を呼びかけている。
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