神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

田名ひょうたん会の顧問を務める 小菅 孝一さん 田名在住 82歳

公開:2024年6月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
小菅 孝一さん

唯一無二のひょうたんに

 ○…「ひょうたんはどこから見ても丸い。心も丸く、穏やかに」。約40年間ひょうたんを作り続け、9年前に「田名ひょうたん会」を発足した。現在、会員は15人。種まきから手入れ、収穫、乾燥まで手間を惜しまずにひょうたんを育て、思い思いに加工する。月に2回、田名公民館に集まってランプやアクセサリーを制作するほか、秋には「田名文化祭」に出展。数年に一度のペースで相模田名民家資料館での展示会を開催し、こだわり抜いた作品を発表している。「みんな自由に、楽しく作っているよ」

 ○…ひょうたんの入念な管理は「好きじゃないとできない」。栽培中の地道な作業も苦にせず、「手間をかけて育てるのはもともと好き。『今日は何センチ伸びた』と観察するのが楽しい」と目を細める。ひょうたんのほかにもトマトやキュウリ、スイカといった野菜を育てており、会のメンバーと分け合って食べることも楽しみだ。

 ○…40年前、長野県にある妻の実家で床の間に置かれたひょうたんを見て「作ってみたい」と思い立った。個人制作を始めて10年が経った頃、大井町で開催されていた「全日本愛瓢(あいひょう)会」の展示に足を運ぶと質の高い作品の数々に感銘を受け、入会を決意。全国大会での入賞を繰り返し、現在は存命中の最高段位である「亀龍名人」に認定されている。作品を地元の「田名文化祭」へ出展している中、田名公民館文化部からの提案を受けて同会を立ち上げた。

 ○…「健康なうちはひょうたん作りを続けたい。会のみんなの顔を見るのが楽しい」と穏やかに笑う。加工の際は何度も色を重ね、丹精込めて唯一無二の作品に仕上げている。「高齢化で解散してしまうひょうたん会も多いけれど、頑張って存続していきたい」

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

吉田 留美さん

相模原市美術協会の会長を務める

吉田 留美さん

横山台在住 73歳

5月22日

オヌキ 諒さん(本名:小貫諒)

地元ラジオ局・FM HOT 839で新番組のパーソナリティーを務める

オヌキ 諒さん(本名:小貫諒)

南区在住 39歳

5月15日

衣刀 信吾さん(本名:伊藤信吾)

『午前零時の評議室』で第28回日本ミステリー文学大賞の新人賞を受賞した

衣刀 信吾さん(本名:伊藤信吾)

富士見在住 61歳

5月8日

島川 俊郎さん

地元Jリーグクラブ・SC相模原でキャプテンを務める

島川 俊郎さん

34歳

4月24日

小島 芙蓉さん

地元ラジオ局・FM HOT 839で新番組のパーソナリティを務める

小島 芙蓉さん

東京都在住 22歳

4月17日

藤田 寛之さん

神奈川県弁護士会相模原支部の支部長に就任した

藤田 寛之さん

横山在住 50歳

4月10日

あっとほーむデスク

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら中央区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook