ＭＦ伊藤恵亮◆キレのあるドリブルで相手ゴールに迫るアタッカー。「サウナにはまっている。相模原は自然が豊かで住みやすい」
Ｊリーグの６月度月間ベストゴールが７月16日に発表され、ＳＣ相模原のＭＦ伊藤恵亮のゴールがＪ３リーグの月間ベストゴールに選ばれた。
「選ばれたらいいなと思っていたけど、まさかいただけるとは。こういう賞はとりたいので、うれしい」。選ばれたのは６月22日に相模原ギオンスタジアムで行われた松本戦でのゴール。戸田和幸前監督の解任が発表された直後で、ファン・サポーターの間にも動揺が広がっていたタイミングだった。「クラブとして大きな決断があった週だった。勝つためにどうすれば良いのかみんなで話し合って臨んだ」と話す。前半に２点を先取されて迎えた後半51分、伊藤はロングスローのクリアボールに反応し、豪快なダイレクトボレーを叩き込んだ。スタジアムの空気を一変させる鋭い一撃。「ゴールはいつも意識しているし、ボールがこぼれてきそうなところは常に狙っている。うまくミートできて思い切り振れたのがよかったと思う」。この日伊藤は２Ｇ１Ａとチームの攻撃を牽引し、逆転勝利の立役者となった。
昨季東洋大学からＳＣに加入。栃木シティＦＣへの期限付き移籍を経て、今季は徐々にスタメンに定着している。「試合に出られるようになってきて自信もついた」。シュタルフ悠紀新監督の下「チームが勝つため、昇格するために自分が貢献していきたい。今チームはいい状態、いい雰囲気でできている。こういうノッているときに勝ち点を積まないと」と気を引き締める。「監督に求められることに応え、自分の特長や良さをもっと出せるようにしたい」。成長を続ける大卒２年目。スピードとキレのあるドリブルを武器に、Ｊ２昇格というゴールに向かって駆け抜ける。
今週末「エナフェス」
あさって27日（土）の金沢戦は、この日だけのグルメやイベントが盛りだくさんの「サガミスタエナジーフェス」。「みなさんが盛り上げてくださる雰囲気で僕らも力をもらえる。勝てるように頑張るので、ぜひスタジアムで一緒に戦ってください」。試合は午後６時キックオフ。
伊藤（右）とＭＦ牧山晃政。牧山が手にしているのは会場で配布予定の限定ユニフォーム
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