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町田 人物風土記

公開日:2013.05.09

切り絵で町田を題材にした物語「むかしばなし」を創作する
村杉創夢(そうむ)さん
南大谷在住 69歳

夢を創りだす切り絵師



 ○…「町田の昔の地図なんかを見ていると、地名から閃いて物語が湧き出てくるんだ」。南大谷の自宅にギャラリーを開いてもうすぐ10年になる。手掛ける切り絵のジャンルは、童(わらべ)、時代物、動物、花と女、歳時記、よもやまシリーズ、風景、切り文字と様々。その中の一つに「町田のむかしばなしの世界」があり、オリジナル物語に独自の切り絵をつけている。



 ○…兵庫県神戸市生まれ。幼少期から漫画を描くのが好きだった。小学校では、生徒の代表としての大きなペン画で「学校の風景」の描画を任されたことも。憧れの漫画家は手塚治虫。鉄腕アトムが大好きだった。当時描いた漫画帳は大切に保管しており「ときどき見るが、今見てもよく描けている」と自賛する。獣医師をめざし大学を卒業、動物病院に勤めるが、資金がなく開業はあきらめた。そして生活のために公務員に。これが転機となった。



 ○…切り絵は、第一人者の滝平二郎の作品を見て独学で始めた。夜、趣味に使える時間ができ、月に2、3作品を制作。年間で30作品になったころ、初めて個展を開いた。思った以上に反響があり、人に見てもらう喜びを知る。以来、本格的に取り組み、毎年個展を開くように。並行して、新聞へカットの投稿や機関誌に歳時記を連載し、それらは「むかしばなし」の礎となった。そして作り溜めた作品を残したいとの思いでギャラリーを開設。ホームとなった地元町田の物語を作り始めた。



 ○…子どもは独立し、奥さんと二人暮らし。出来上がった作品は最初に奥さんに見せる。「一番厳しい批評家だよ。意見をもらえてありがたいけどね」とはにかむ。町田のストーリーは全部で16作品できており、現在は7作目「つるかわの鶴」の切り絵を手掛けている。「物語はもう考えないようにしてるんだ。でないと絵が追い付かない」。自分にストップをかけながら、夢をひとつひとつ形にしていく。

 

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