町田版 掲載号:2017年6月29日号
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モスクワ国際バレエコンクール 千野さんJr部門で金 バレエの出発点は町田

文化

卒業に向けた公演で踊る千野さん=写真はいずれも谷口さん提供
卒業に向けた公演で踊る千野さん=写真はいずれも谷口さん提供
 世界三大バレエコンクールの一つとして知られる「モスクワ国際バレエコンクール」の最終審査が6月19日(日本時間20日未明)、ボリショイ劇場で行われ、ジュニア部門男性の部で千野円句(ちのまるく)さん(18)が金賞に輝いた。玉川学園に住む祖母の谷口登美子さん(85)に話しを聞いた。

 183cmの長身に端正な顔立ちの千野さんはモスクワ出身。谷口さんの次女で現役バレリーナでもある真沙美さん(48)の一人息子で父親はロシア人だ。小学1年から4年生までの約3年半を玉川学園で過ごし、地元の市立町田第五小学校に通った。

 千野さんがバレエを始めたきっかけが祖母の谷口さん主宰のバレエ教室に通ったこと。「バレエといっても、スタジオでは学校の友だちと遊び感覚で飛んだり跳ねたり。やんちゃな子どもでした」と谷口さん。スポーツクラブに通い、水泳や武道などもたしなむ活発な子どもだったと振り返る。10歳で帰国し、バレエの道に進みたいと自らの意思で11歳のときに「モスクワ国立アカデミー舞踊学校」に入学した。

将来の夢はプロのダンサー

 今年の5月には卒業に向けた公演を見てもらいたいからと千野さん一家が谷口さんをモスクワに招待。舞台を見た谷口さんは「円句は踊っているときの顔の表情がとてもいいし、雰囲気があった」と感想を述べた。卒業後はボリショイ劇場に入り、プロのダンサーを目指して歩むと聞いている。

 今回の受賞について「自身の努力もあるが、良い先生との出会いが大きかったと思う」と話す谷口さん。普段はインターネット電話サービスを使って連絡を取り合っているそうで「4年後にはシニアになる。競争が激しい世界。これからが厳しい道ではあるがぜひ頑張ってほしい」とエールを送る。

 谷口さんによると千野さんは日本が大好きで、昨年までは毎年のように帰省していた。日本語も流暢に話し、和食やラーメン、日本の伝統文化を好む。日本に来た際は京都などへの旅行も楽しんだそうだ。「今年は帰省するのが難しいかもしれませんが、先日話したときは日本に行って息抜きがしたいと言っていました」と谷口さん。町田の駅前周辺などに出かけるときに使う愛用の自転車は、千野さんから頼まれて今でも取ってあるそうだ。

5月にモスクワを訪問したときのツーショット写真
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