三越伊勢丹と伊藤忠商事は12日、英国発祥のライノ・ラグビー社と共同で、町田市にラグビー用品を寄贈した。
体力調査の結果から町田市の子どもたちの運動時間は全国平均と比較して短い傾向があることがわかった。そこで町田市教育委員会は体力向上推進事業において、タグラグビーを教材としたオノタケ式ボールゲーム「ゴール型ゲーム」の実践に取り組んでいる。市に拠点があるキヤノン・イーグルスの選手であり元ラグビー日本代表の小野澤宏時氏、千葉商科大学体育センター助教授の下嶽進一郎氏などの協力でカリキュラムを検討。今年度は「体力向上フロンティア校」を対象に授業を実践し、2018年度からは市内全小学校の授業で実践する予定でいる。
今回の寄贈は「町田市の地域活性・スポーツ振興に貢献したい」と三社の思いが合致し賛同したもので市内の小学校7校にラグビーボール(10個×7校分)、ビブス(10枚×4色×7校分)を用意した。新たに開発したビブスは、タグの部分が脱着可能な面ファスナーになっている。
オノタケ式ボールゲームは、ラグビーやトレーニング科学・教育、海外のトレンドの3つの観点を取り込んで開発されたプログラム。その最大の特徴は子どもたちの「考える力」を養うことにある。「ゲームの中で考え、スキルを身に付けさせる」という新しい指導法であり、体格差、能力差を問わず、遊び感覚でゲームを楽しみながら考える力をつけることができる。
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