八王子市のスーパーで1995年7月30日、桜美林高校2年生だった矢吹恵さんらアルバイト店員3人が射殺された強盗殺人事件から25年が経過した。8月1日には桜美林中学校で追悼礼拝が行われ、参加した約15人の同級生らが凄惨な事件の真相究明と矢吹さんの冥福を祈った。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため讃美歌は歌わず、参加者は奏楽に耳を傾けた。遺影の横には矢吹さんが黄色が好きだったからと同級生が選んだヒマワリの花が添えられた。
25年間、毎年礼拝で説教を話してきた柴 適(しば かのう)牧師は「共に歩むこと、次の世代に伝えていくこと、どんなときにも希望をあきらめないことを伝え続けたい」と述べた。矢吹さんの親友の鷹野めぐみさん(42)は「今でも当時のことを鮮明に覚えているのでもう25年も経ったのかという思い。彼女はこの写真のままで、42歳の彼女の顔が思い浮かばなくて寂しい」とコメントした。
同級生らは事件後に「銃器根絶を考える会」を立ち上げ、文化祭等で銃器撲滅のための展示を行い、事件を風化させないこと、銃器による犯罪を起こさせないことの啓蒙を続けている。
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