町田 コラム
公開日:2026.05.14
町田天満宮 宮司 池田泉 宮司の徒然
回る
桜の騒ぎも終わり、梅の実が膨らみ始め、それぞれに新緑が眩しい春。私はそそくさと近隣の梅林を廻る。公園なら大丈夫だが、畑としての梅林は地主さんに許可をいただくよう努めている。人があまり立ち入っておらず、土が柔らかく湿っていて、ケマン類やカキドオシなどの下草が繁茂しているところが割と良いようだ。そんな場所にハルシメジは発生する。調べるとバラ科植物の根元に発生するとされているが、梅の根元では収穫できるが、桜や桃の根元に発生していたのを見たことがない。傘の直径が7〜8センチくらいにもなるキノコで、10個ほど採れればけっこう重い。塩味だけで炒めても美味しい優れた食菌だ。見た目はウラベニホテイシメジやクサウラベニタケによく似ていて、この3種が同じ場所に出ていたら私は手出ししないだろう。なぜならクサウラベニタケが毒キノコだからだ。有難いことに春に発生するのはハルシメジだけで、他の2つは秋しか出ない。このいかにもキノコという形のハルシメジ以外に、似ているものが春には発生しないという幸運。紛らわしいキノコがないため見分けやすい。シメジは占地と書き、地面を埋め尽くすくらい出るという意味だが、ハルシメジはそんなに出ない。ただし木の根と共生する菌類には菌輪という特性がある。ハルシメジは梅の根元を取り囲むように、円を描くように出る。だから一つ見つけたら回る。下草をかき分けながら回る。キノコを踏まないように回る。もしもそんな人を見つけたら怪しい。
今年は時期が1週間ほど早かった。秋の曼珠沙華も年々早くなっているように、地面の中まで温暖化の影響が出始めたようだ。このまま原油の供給が滞ったら、地球温暖化は抑制されるのだろうか。その前に生活が成り立つのかが問題で、ありとあらゆる物が作れなくなり、値段が上がり...。太陽光や風力、地熱で電気は作れても、プラスチックやビニール、化学繊維は作れない。某氏の「イランを原始時代に戻す」という脅し文句があったが、日本も少なからず昔の生活に逆戻りするような不安もある。
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