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公開日:2023.01.01

新春インタビュー
まちづくりに「子どもの参画」
石阪丈一市長に聞く

  • 笑顔でインタビューに答える石阪市長

    笑顔でインタビューに答える石阪市長

 2023年の年頭を飾る企画として、本紙では石阪丈一町田市長に新春インタビューを行った。石阪市長は昨年スタートした基本構想・基本計画「まちだ未来づくりビジョン2040」を進める中で、「子どもにやさしいまち」の実現に向けた構想を話した。

 ――2022年はどんな年でしたか。

 「コロナ第7波までは行動制限があり厳しかったですが、後半は制限が緩和され、町田の街に賑わいが戻ってきました。やはり中心市街地の飲食や商店街に支えられている部分が大きいですから。時代祭りやキラリまちだ祭など秋の祭りも大々的にでき、日常が戻ってきた感じがします。また昨年は新しい基本構想・基本計画『まちだ未来づくりビジョン2040』の初年度で、無事にスタートできました。施設としてはバイオエネルギーセンターが稼働。付随して温浴施設もでき、北部地域の活性化に繋がったと思います」

 ――今年はビジョンを進めていくのですね。

 「多くの市民の希望でもある中学校の全員給食はいよいよ工事に着手します。短期間にすべての学校で実施するというスピード感を持って、24年度3学期には給食がスタートします。また性の多様性に関するパートナーシップ制度や、仮称ですが『子どもにやさしいまち条例』の制定に向けて準備しています。町田が子どもにやさしいまちということを具体的に表現できるので、市民に分かってもらいやすくなる。『やさしい』の部分については、市民の皆さんと一緒に作り上げたいですね。行政の責務、市民の責務だからというものではなく、市民や事業者もみんなが、子どもにやさしいまちについて、自分たちはこれをしようとか、こんな貢献をしていこうと考えてもらえるような条例にしたいです。何を実施するかは皆さんに考えてもらって」

 ――以前の『まちだ〇ごと大作戦』と同じスタイルですね。

 「そうなんです。そうすると受け身じゃなくなるので。子どもが自分で思ったことを言える、思ったことを実現できるまち、すなわち行政などへの『子どもの参画』がポイントで、町田市は全国的に見ても進んでいます。どんなまちにするかは『〇ごと―』のスタイルで、そのプロセスの中に中・高生や大学生たちに入ってもらいます。私はかねてから『若者が市長と語る会』を開き、同じ目線に立って意見を聞いてきました。今後も続けていきたいですね」

 ――パークミュージアム構想の進捗はいかがですか。

 「鶴間公園は南町田グランベリーパークと入り組んで作りました。どこが境界かわからないような、形もそこで行う活動も新しい公園として再スタートしています。薬師池公園西園ウェルカムゲートもそうです。今まで持ってきた静的なイメージを、民間の人がレストランを開いたりして、”おしゃれ”なイメージになりました。その延長線上で芹ヶ谷公園の再整備になります。長いすべり台を作ったりして、少し活性化してきました。今は、第二期の工事の計画を進めています。そのプロセスで国際版画美術館や(仮称)国際工芸美術館があります。公園も美術館も相乗効果を生むような整備をしたい。あとは街中からのアクセスの問題。距離は近いのですが高低差が激しく、高齢者や子どもにとって、行きは良いが(坂を上る)帰りが大変という。そこでエレベーターが25年度にはできる予定です。アクセスの改善により、来園者が増えると思います。もっともっと活性させて『町田の公園と言えば芹ヶ谷公園』だと言ってもらえるようにしたいです。町田駅周辺の中心市街地からの回遊性や、賑わいの継続によって魅力が上がる。そういった公園にしていきたいです」

 ――ほかには何かありますか。

 「中心市街地の再整備です。小田急とJRの駅と、今後モノレールの駅がプラスされます。動線が変わりますし、その時には再開発が必要になります。まだ未確定な部分が大半ですが、基本的な考え方だけでもまとめたいですね。また、長年要望されてきた児童相談所設置の話も進めていきたいです。これは先程の『子どもにやさしいまち』に繋がる話ですね」

 ――ありがとうございました。最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

 「コロナの出口が見えてきました。期待を持ってこの一年をスタートしてほしいと思います」

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