町田商工会議所
「掘り出しもの」知って
地元品　カタログギフトに

発売に向け準備を進める商工会議所の職員

　町田商工会議所は12日（日）、市内の食品や製造品、サービスなどが掲載されたカタログギフトの販売を開始する。これまで知られていなかった「逸品」を周知し、町田の新たな魅力向上につなげていきたい考えだ。

29品　千部限定

　掲載されているのは29品目。既に「名産品」として知られているものから、これまであまり表に出ることのなかった食品、製造品のほか、ヘッドマッサージなどのサービスをそろえた。カタログギフトは千部限定とし、12日に原町田周辺で行われるイベント内の町田市観光コンベンション協会のブースで先行販売する。

　町田商工会議所がこのようなカタログギフトを販売するのは初で、「表に出ることのなかった『逸品』の数々を市内外の方に知ってもらいたい。町田の新たな魅力発見につながれば」と担当者は話す。

「ＰＲできる」

　今回のカタログギフト制作のきっかけとなったのが、青梅市の取り組みだ。

　同市の商工会議所は以前から、街の名産品を掲載したカタログギフトを販売しており、それをプレゼントされた澤井宏行・町田商工会議所会頭が「街の逸品をＰＲできるもの」と目をつけ、販売に向けて準備を進めてきたのだという。

　そして、今年６月に募集を開始し、審査を通過した事業所らの商品を専門家の意見を取り入れながら、見せ方などの工夫を重ねてきたという。「地産地消、市外へのＰＲにつながるギフトになれば。来年度以降も発売していきたい」と町田商工会議所の担当者は意気込む。

原町田で

　このカタログギフト「TSUNAGARI―町田街道物語―」は12日以降、原町田の施設「ぽっぽ町田」・町田ツーリストギャラリーで販売される。価格は税込５千円。掲載品は町田商工会議所のサイトなどから確認することができる。

　購入に関する問い合わせは市観光コンベンション協会【電話】０４２・７２４・１９５１まで。