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公開日:2026.07.09
玉川大学 里山活用へ学生が案 市担当者と意見交換
玉川大学リベラルアーツ学部の学生がこのほど町田市役所を訪れ、市内の里山活用に関し学習の中で導き出したアイデアを市担当者に向け提案した。市側からは「実現できそう」など前向きな意見があったという。
提案を行ったのは同学部に所属し「フィールドワーク玉川学園・町田」という授業を受講している学生。授業は2月から始まり外部の専門家からも指導を受けながら里山について学習。その結果、「管理のために切り倒された木の使い道がない」「出入口が分かりにくく訪れづらい」などの課題が導き出されたという。学生たちは4チームに別れ解決法を考え市に発表を行った。
学生の一人、萩原瑞樹さん(3年)のチームは里山資源を利用したイベントを提案した。
小野路町の里山をテーマに、子どもを呼び込むイベント「里山Canvas Project(里キャン)」を考案、里山内で伐採された木材を使って看板を作ったり、市内産の竹を使ったメンマを振舞ったりすることで、資源を活用しつつ里山への関心を喚起できるとした。
これに対し、市担当者からは「実現できそう」との意見があった一方、「どのような内容が子どもの興味を引くかを考える必要がある」「持続性や金銭面での課題がある」などの指摘も入ったという。これを受け萩原さんは「引き続き授業に参加し、指摘を受けた部分の改善を模索しながら実現を目指したい」と話した。
動き出す企画も
提案の中には実施に向け動き出す企画もあった。飯塚帆南さん(3年)のチームが考案した町田産木材の家具によるモデルルームの設置だ。家具製造業者と協力し、木製テーブル、竹灯籠、木工ワゴン、フローリングなどを作り展示するというもので、来場者に里山の現状や町田産木材の魅力などを伝え、「町田の木に愛着を持ってもらいたい」考えだという。
市担当者からは「(子ども向けの部屋にするなど)コンセプトを明確にして対象となる人が分かるようにした方が良い」などの意見があったものの、秋に行われる市のイベントにブースを出すなど実現に向けた調整も行うことになったという。
その他、SNSを利用した取組の発信や、伐採した竹を用いた飲料を提供する「竹林カフェ」などを提案したチームもあった。
「刺激になった」
授業を担当する永井悦子教授は「良い学びになった」と話した。特に市担当者が学生の意見に真剣に耳を傾けたことに対し感謝を示し、「指摘も受けたことで足りない部分を自覚したと思う。また、里山の課題に向き合っている人に出会ったことは刺激になったのではないか」と学生への影響を語った。
提案を終え、萩原さんは「語彙力など、相手に伝える力が足りない部分もあると思った」、飯塚さんは「いかに相手にイメージを持ってもらうかが重要」などと話し、プレゼンテーションの難しさも感じたようだ。
市の担当者は「玉川さんとの『木に関する事業連携協定』の一貫で授業に協力している。実現できそうなものもあったので、形を整え実施を目指したい」と肯定的に受け止めているという。
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