町田 経済
公開日:2026.08.27
市内工業界 「AI利用、危険性も」 (株)ジャパンセル 深澤さん
AIが市民生活に大きな影響を与えるように、市内企業も同様だ。ただ、中にはAIと一定の距離を置く経営者もいる。株式会社ジャパンセル(小山ヶ丘)の代表取締役社長深澤篤さんもその一人。「弊社でも事務作業にはAIを活用していますが、メイン業務のガラス加工への導入には慎重です」と話す。
その理由はセキュリティー面だ。同社が扱うのは機械部品となるガラス製品。その内容は発注主の企業秘密も含むという。ガラス加工に何らかのAIを導入した場合、「顧客の内部情報が流出する恐れを払拭できない」とする。
もっとも、AI普及が業績向上につながるのも事実だ。AIなどによる通信量の増加は、情報処理を行う「データセンター」の需要拡大をもたらす。データセンターで用いられる機械の部品も同社で手掛けているものがあり、今後増産をしていく可能性もあるという。「AIだけでなく2030年代に実現すると見込まれる6Gにも注目している。さらに通信量が増えることは確実でガラス加工もニーズは高まっている」とした。また深澤さんは町田商工会議所工業部会の部会長も務めており「各社の業務内容によってAIとの距離は差があると思う。危険性を理解することも必要」と見解を述べた。
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