八王子市芸術文化会館（いちょうホール／本町24の１）が７月１日（火）にリニューアルオープンする。７月２日（水）には記念イベントを開催。２０２３年11月から大規模改修工事のために全館休館していたため、約１年半ぶりのお披露目となる。

　天井やスピーカーを改修した大ホールの客席の布地は、イチョウの葉が春の若葉から秋の黄葉へと変わっていく様を表現したグラデーションに。小ホールのホワイエにエレベーターを設置し、バリアフリー化を進めた。

　エントランスはレイアウトを見直し、ロビーコンサートスペースを拡充。サレジオ工業高等専門学校の学生がデザインを提案した多摩産材を使用したイチョウ型のベンチなども設置された。旧レストランスペースを多目的室として新設し、貸出スペースとした。また、トイレの全洋式化と多目的トイレを増設。電気・機械設備の更新や車寄せの設置などを含めて、改修工事費は46億３８００万円となった。

こけら落とし公演も

　７月２日には入場・参加無料の記念イベントが行われる。

　大ホールでは午後１時から西川古柳座による八王子車人形が出演するオープニングセレモニーが開幕。２時からはこけら落とし公演として八王子文化連盟が出演。吟剣詩武や新舞踊、大正琴、洋舞、日本舞踊など盛りだくさんの内容となっている。観覧は無料だがチケットが必要。配布場所は南大沢文化会館、学園都市センター、Ｊ：ＣＯＭホール八王子など（要事前確認）。このほかにも、八王子音楽教室連合会などが出演するロビーコンサートや市内の各文化連盟が書道や美術、写真の展示を行う。茶道や煎茶会、香の会による体験イベントもある。

　時間などの詳細は同ホール【電話】０４２・６２１・３００１。