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公開日:2026.07.16

八王子消防少年団 初の日本代表で欧州へ 青少年消防の世界的大会

  • 敬礼をする八王子消防少年団の派遣メンバー

    敬礼をする八王子消防少年団の派遣メンバー

  • 事前研修に取り組む団員たち

    事前研修に取り組む団員たち

 チェコ共和国で7月16日から開催される「第25回ヨーロッパ青少年消防オリンピック」に、八王子消防少年団(坂本隆宏団長)の中学生団員5人が日本代表として派遣された4クラブのうちの一つとして初出場する。団員たちは世界の大舞台で、日頃の訓練の成果を発揮する。

 同大会は、ヨーロッパを中心とした国際消防組織(CTIF)が2年に1回主催する、青少年消防の世界的なイベント。今回は20数カ国から約600人の選手が参加して、消防の実技を取り入れた障害物消防競技や400メートルリレーで競い合うほか、各国の文化を発表する国際交流イベントなどが行われる。

 国内では今年2月に参加募集が始まり、全国から13の少年消防クラブが立候補。3月に日本消防協会による選考が行われ、昨年9月に広島県で開催された全国少年消防クラブ交流大会で総合3位に入賞した八王子消防少年団を含む4クラブが、日本代表として派遣の切符を手にした。

縄跳びでPR

 派遣されたのは土橋一葵さん(由井中3年)、矢島果歩さん(打越中2年)、濱見拓利さん(みなみ野中2年)、佐野生希さん(松木中1年)、小林逞人さん(浅川中1年)と坂本団長。派遣に先立ち、5月に渋谷区の東京消防庁消防学校で事前研修会が行われ、団員たちは競技や文化発表の説明に熱心に耳を傾け、一つ一つの動きを真剣に確認しながら何度も挑戦を重ねて本番に備えた。

 派遣期間は7月12日から20日までの9日間。団員たちは、16日に障害物消防競技と400メートルリレーの2種目に挑み、翌17日には各国の文化を発表して交流を深める「お国自慢大会」で、光る縄跳びを使った躍動感あふれるパフォーマンスを披露する予定だ。

5人の抱負

 出発前、400mリレーの3番員と障害物競走で2番員を務める濱見さんは「初めての海外で緊張しているが、仲間と練習してきたことを発揮して最後まで全力で挑戦する」と語り、リレー2番員と障害物4番員の矢島さんは「日本代表の自覚を持ち、本番で実力を発揮したい。ヨーロッパの人々と交流し文化を知る機会にもできれば」と抱負を述べた。また、土橋さんは「サポートしてくれた大人の方や他のクラブの思いを背に、不甲斐ない結果を残さないよう頑張る」と責任感をにじませ、佐野さんも「いつ出番が来ても成果を出し切り、チームの力になれるよう全力で臨む」と誓った。そしてチームの指揮者を任された小林さんは「(障害物消防競技の)2メートルの壁を誰よりも早く力強く駆け上がってみせる。消防への情熱とエネルギーは誰にも負けない。チーム一丸となって皆さんが誇れる結果を残したい」と力強く宣言した。

活動で絆深める

 同団は1979年に発団。現在は指導者39人と、小学3年生から高校3年生までの団員38人が在籍している。月1〜2回の応急救護や消火訓練などのほか、キャンプや出初式への参加など多彩な行事を展開して、団員同士の絆を育んでいる。

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