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八王子 社会

公開日:2026.07.16

着物グッズで優秀賞 南大沢出身 中田 南さん

  • 最終審査の様子(東京都産業労働局提供)

    最終審査の様子(東京都産業労働局提供)

  • 受賞作品

    受賞作品

 世界に羽ばたくファッションデザイナーの発掘・育成をコンセプトとした東京都主催のファッションコンクールが今春開かれ、南大沢出身の中田南さん(27)=人物風土記で紹介=がファッショングッズ部門で優秀賞に輝いた。

 出場したコンクールは「サステナブルファッションデザインアワード2026(SFDA)」。日本伝統の「着物文化」を現代ファッションの力で世界へ発信し、産業振興と持続可能な形で文化を継承してくことが目的である同コンクールは、「着物」の生地などを活用した作品を対象にウェア部門とファッショングッズ部門でそれぞれ審査が行われた。

 中田さんは「和裁士だった祖母から受け継いだ着物を捨てず、形を変えてでも思い出として残したい」という思いから、廃棄予定だった着物の裏地に伝統工芸である、つまみ細工や錫を取り入れた髪飾りを制作。多数の応募の中から都知事賞である優秀賞に選ばれた。

 同コンクールの最大の特徴は、審査の過程でデザイナーの人材育成を行う点。審査通過者にはパリコレデザイナーなどによるワークショップや将来に向けたビジネス体験の場が提供された。

 中田さんは審査を終え「まさか自分が受賞するとは思わなかった。責任をもって活動していきたい」と将来を見据えた。受賞を機に、都のサポートを受け、28年にはパリで自身の作品を発表する予定。今年4月には「富山市ガラス美術館」で初めての個展を開催し、1500人以上が来場するなど、反響を呼んでいる。

自身のブランドを

 今年1月には自身のハンドメイドブランド「MoNo hana.」を立ち上げ、着物の生地をつまんで形作る「つまみ細工」や錆びや腐食に強い銀白色の金属である「錫」を活用したジュエリーを販売していく予定。9月の本格始動に向けて、現在は様々な個展や美術館に足を運びながらデザインの構想に奮闘中。日本の伝統工芸を次世代へ広めていく役割も担っていく。

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