事実上の次期首相を決める自民党の総裁選挙が12日に告示され、27日に投開票される。衆議院の解散総選挙が、最短で10月15日公示、27日投開票との見通しが強まるなか、次期衆院選の神奈川13区では、現職と新人3人が争う構図となりそうだ=9月18日起稿。
前回(2021年10月31日投開票)の総選挙では、立憲民主党の新人だった太栄志氏(47)が自民党の甘利明氏を抑えて初当選した。甘利氏は比例区で復活当選した。
22年12月に区割り改定法が施行され、13区はそれまでの大和市・海老名市・座間市・綾瀬市から、大和・綾瀬・横浜市瀬谷区に変更された。甘利氏は新20区(座間市・相模原市南区)に国替えし、自民党の新たな13区選挙区支部長に、元官僚の新人・丸田康一郎氏(39)が選任された。
このほか、日本維新の会の新人・京利英氏(44)、参政党の新人・石井匡氏(57)が出馬を予定している。
各氏のコメント
太氏は「政治改革と物価高対策が最大のテーマ。党を代表して国会審議に臨んだ経験を生かし、国民的な納得を得られる改革案を愚直に訴えていく」とのコメントを本紙に寄せた。
丸田氏は「『この国を良い方向に進めていく』という志を遂げたい。地域で声をかけていただく機会も増えた。しっかりと仕事をして、地域の方々の期待に応えていきたい」と話した。
京氏は「物価高が続いており、暮らしに大きな影響が及んでいるので、『暮らしを守る減税』を一番に訴えたい。市民の声が政治に届くよう、全力を尽くしていきたい」と話した。
石井氏は「国民が政治に参加する参政党が、子どもたちに日本を受け継ぐ唯一の選択肢であることを、最後まであきらめずに命がけで訴えていく」とのコメントを寄せた。
次期衆院選にむけて、大和市選挙管理委員会は「日程が不確定なため、対応が難しいが、情報収集に努め、必要な準備にあたりたいと考えている」とコメントした。
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